私の考えるプロのコーチとして必要条件は自らが周囲に勇気を与えるような自己実現を行うことです
ゴールは無謀なほどいいし、多ければ多いほど良い
それも、
「それならできそうだねぇ」
だと自分でも周りでも思われるようなゴールの達成では不十分で、コーチとしての成功は
「どうやったらできるのか自分でもわからない」
つまり
「現状の外のゴール」
をやり遂げて初めて証しになります。
ゴールは仕事だけにとどまりません。
趣味や家庭などさまざまな方向に対して設定し、それぞれを本気で追い求めています。
「仕事は成功しているが健康は最悪」
のようなバランスが悪い人生では結局幸せではありませんし、おもしろいことにさまざまな方向のゴールがお互い共鳴するように、さらなる展開のヒントやモチベーションを産むことがあるからです。
現状の外のゴールは多ければ多いほどいいのです。
ゴールのベクトルを多方面にどんどん変えるほど良い
現状の外のゴールの立てるときも、その伸ばす方向をあちこちに引っ張ります。
ゴールが無謀でいいのですが、それが「やりたいこと」=”Want to”でなければ幸せにはなりません。
だから現状の外のゴールもあちこちに無謀に伸ばしてみます。
英語を学ぶにしても、いろんな現状の外のゴールがあります。
- 英語で公衆の前でプレゼンして賞賛をあつめる
- 自分の本を英語で出版し、大きな影響を与える
- 英語の難解な論文を読んで、その見解を的確に話しておどかれる
- ストリートで話しかけてきたネイティブに、スラングで返して仲良くなる
どんなことを実現したら自分は楽しいか?という視点でゴールをあちこち拡張してみるのです。
そして、そのゴールもどんどん変えましょう。英語をフランス語に中国語に変えても構いません。
一発で本当に自分がやりたいゴールが見つかることはありません。いろいろ変えることで、自分が本当に楽しいだろうなぁと思えるゴールを探ることが大事です。そしていろんな方面でゴールを振るとその度に無意識は反応して、さまざまな活動をします。
そこで、質問です。なぜそんな慌ただしく変える必要があるのでしょうか?
コーチングは能力のハッキング
ゴールを達成することも素晴らしいです。でも本気で目指していれば、達成しなくてもいいのです。途中で諦めても変えてもいい。本気であれば。本気だから変えてはいけない、なんて思わないこと。
熱しやすくて冷めやすい、それでいいのです。
だって本当に楽しいゴールなら冷ましたくても熱いままですから。そういうゴールを見つけるほうが賢くないですか?
そして、コーチングの目的は、どのゴールを達成したか?ではなくゴールに向かうプロセスに価値があります。筋トレの目的が100kg持ち上げられたのではなく、その過程でどう身体能力が上がり、精神的なベネフィットがあるのかに似ています。
ゴールを追いかけることで獲得したい本当のベネフィットは、無意識をハッキングして自己の能力を無限に高めることにあるからです。能力さえあればゴールが変わっても自分を適切にコントロールできるからです。
マーケティングの専門家がセキュリティの資格CISAにチャレンジする理由
例えば私がCISAを獲得したときのお話をしましょう。
CISAとは国際的な組織ISACAが認定する「情報システム監査人」。セキュリティの資格です。
私はマーケティングとデータアナリティクスが専門分野です。一般的にはあまり接点のない資格です。
マーケティング分野から見るとセキュリティは勝てないし、超苦手分野です(笑)。セキュリティ的にNoと言われるとどんなマーケティング施策もできません。そしてセキュリティや機密情報保護のための指示があれば、従わなければいけません。
私は周りにマーケティングとセキュリティ両方の専門家は見たことがありません。営業と会計の専門家がいないのと似てるかもしれません。
そんな人見たことないからチャレンジの価値がある
誰もいないからやる価値がある、と頭では思いました。
でもどうやったらできるか分かりません。
それがどんな価値を生むかもよく分かりませんでした。
セキュリティの分野に縁がなかったからです。
しかし、アファーメーションを続けてるうちに機会が訪れました。
私の大好きな山羊料理のお店を訪問した時、とある大手商社のサイバーセキュリティ分析官と隣り合わせになることがありました。
そして話を聞いて、その仕事の素晴らしさを知ることができました。
いままでは必ず負ける苦手な相手だった職業を自分ごとにすることができたのです。
やろうと決めました。
CISAを学べばセキュリティは全部できることはないですが、それは誰もが認める専門家である一歩にはなるはずだと。
そして毎日学びました。最初はさっぱり分かりません。そしてとってもつまらない(笑)。でも15分だけやることにしまいた。そして
「私がセキュリティもわかったらすごいことになる」
というアファーメーションを繰り返しました。
15分すぎたらもう見たくなかった問題集が30分45分1時間と段々伸びていきました。
理解してきたら楽しくなったのです。
そして一発で合格しました。そのときのCISAに合格した時の具体的勉強法は、個人のブログも紹介しておきます。
現状の外のゴールを達成すると世界が変わる
その瞬間の世界の広がりは今でも忘れられません。
それまでどんなにアファーメーションしても具体的な変化は想像できていませんでした。しかし合格した瞬間。世界が一変しました。まさに広がったのです。
勇者が剣と盾を持った。いや二刀流になった気分が近いかもしれません。
最強になった!そんな気持ちでした。
どこから攻められても戦えるというイメージです。
CISAはウェブ解析士以上に資格維持がハードです。何十時間も研修を受ける必要があります。
でも、私にとって、いままでマーケターが触れることもできなかったセキュリティやプライバシー保護の講師とコンタクトを取れます。
実際、優れた先生にマーケターやアナリスト向けの講義をお願いしています。
現状の外のゴールは実現したらその先のゴールを立てる
では、いまは現状のゴールの外の中にいる?
いいえ。
達成したらその先の現状の外のゴールを作ることです。
もちろん資格受かったぐらいでセキュリティのプロとして活躍できるわけがありません。キャリアを積み学べば成長し、プロとして価値を提供できるはずです。弁護士だって会計士だってウェブ解析士だって同じですよね。
私の次のゴールは新しい学問分野の創造です。マーケティングとセキュリティ両面の専門家として、知見を蓄え、新しいテクノロジー分野の職業の創出や学問分野の創出として、毎日ファーメーションをしています。
ここで大事なことは
「CISA受かったすげー」
ではないのです。
そのプロセスで
「世界が広がった自分ってすげー」
に最大の価値があります。
皆様は最強になった経験がありませんか?
なければ、その人生は大変もったいない。
興味がある方はコーチングご提供しますのでお気軽にお問い合わせください。